上野・浅草エリアにある「清澄庭園」は、ゆったりとした時間が流れていて、都内とは思えないほど静かな空間でした。今回はそんな「清澄庭園」をご紹介したいと思います!清澄庭園は東京都の江東区に位置しており、都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅から、徒歩3分の場所にある日本庭園です。開園時間は午前9時〜午後5時となっており、年末年始は休園となります。入園料は一般150円、65歳以上は70円ととてもリーズナブルですよ。清澄庭園には泉水、磯渡り、涼亭など見どころがたくさんあります!
清澄庭園の泉水
3つの中島を配した広い池で、建物や樹木の影を映し出す庭園の要ですね。昔は隅田川の水を引いていたため、塩の干潮で池の景観が変化したと言われています。現在ではその水は雨水でまかなっているようです。
池には水面を泳ぐ鯉や、晴れの日にはあひるにも出会うことができます。運が良ければスッポンにも出会えるそうですよ!春や秋には、ベンチに座って過ごすととても気持ちが良いですね。
清澄庭園の涼亭
涼亭は、明治42年に来日したイギリスの国賓を迎えるために岩崎家が建てたもので、池に突き出るように建てられた数寄屋造りの建物です。東京都選定歴史的建造物に指定されていますよ。涼亭は一般の方もレンタルすることが可能となっているので、広さは27畳の畳敷きで庭園の池を一望することができます。利用料金は3時間半で5,500円となっていますよ。涼亭では飲食をすることも可能なので、何かの記念や集まりに涼亭で過ごすのも良いかもしれませんね。
清澄庭園の磯渡り
泉水に石が配置されている不思議な光景が複数あります。それは磯渡りと呼ばれていて、鯉や亀などの生き物を身近に感じることができるように工夫された創りです。広い池を眺めを楽しめるだけではなく、歩く度に景色が変化するように配慮がされていますよ。少しだけスリルのある磯渡りを、ぜひ楽しんでみてください。
名石
庭園には伊豆磯石、伊予青石、紀州青石、生駒石、伊豆式根島石など様々な石が置かれています。その他にも敷石や橋、先ほど紹介した磯渡りの石も含め、園内には無数の石が配置されています。これらの石には全て意味があり、岩崎家が自社の汽船を用いて全国の石の産地から集めたものだと言われています。珍しい色や形をした名石がこんなにもたくさん見ることのできる庭園は珍しいですね。
清澄庭園のまとめ
東京の名勝に指定されている庭園。中はとても広く、ゆったりとした時間が流れています。鯉に餌をあげたり、庭園にあるベンチでゆったりとお庭や池を眺める時間はとても素敵ですね。ご家族や友人はもちろん、恋人とデートで訪れても楽しむことができそうですよ。ゆっくりと過ごしたい休日に、是非訪れてみてはいかがでしょうか?